2008年03月13日

貝印 スピーディみじん切り DA-0400を研ぐ

貝印から発売されていて、大体市場価格が千円前後のスピーディみじん切り器、DA-0400は、そのシンプルな見た目とは裏腹に、いや、シンプルだからこそ、実は非常に使い勝手が良い器具です。
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うちでも3年ほど前に購入して便利に使っています。しかしさすがに貝印の刃とはいえ、このところ切れ味が鈍ってきました。最初のころは人参なども問題なく切り刻めていたものですが、このごろは刃先が食い込んで回らなくなる始末。
 
てなわけで、刃を研いで見ることにします。
 
 刃の形状は、軸に段違いの対抗する薄刃が二本突き出た形状と言ってもわかりにくいので、写真を。
 
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これを研ぐにはどうするか。まあ、うまくやれば砥石でも研げそうなもんですが、そこまで厳密に刃を作る必要のあるものでもないので、今回は耐水ペーパーを使用。キッチンでなにかと便利な番手である#1500以上を使います。
 
テーブルの端を使って、表研ぎ。刃先につけられた角度より微妙に大きな角度で接触させつつ、刃に対して45度くらいの角度に往復させます。テーブルの端を使って刃のあたり位置をずらしながら、力をいれずに研ぎます。
※むき出しの刃がたくさん出ているところをつかむので、指を切らないよう注意してください。やってみて怪我したとしても関知しません。
 
SN370052.JPG

 
表を終えたら裏研ぎ。裏は全体がサンドペーパーにあたるようにして、心なしか刃先に力をかける程度の角度。数値にして1度もないような角度に研ぎます。まったくべったりでもOK。
裏側は、表を研いでめくれた刃先を落とすのが主目的ですので、ほんの数回で十分です。
 
SN370053.JPG

 
研ぎ終えたら、刃先にごく軽く触れてみて、引っかかりがないかどうか確認します。部分的に引っかかりがあったりしたら、その部分を重点的にもう一度表から。
 
組み付けて実験してみます。
野菜室の隅っこでしなびかけていた人参のかけらを投入。
 
SN370054.JPG

   
15秒もまわすと、見事なみじん切りに。切れ味戻りました。
これであとまだ数年使えるな。そしてまた研げばいい、と。
 
SN370055.JPG


 
やはり作りのよい刃物というのは、研げばいくらでも使い続けられるものです。
餃子でも作ろう。

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posted by Tig3r at 15:07| Comment(0) | TrackBack(0) | キッチン日記
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