Windows7によるセットトップボックス実験も、本丸に乗り入れる。今までの手順で撮りためられたTSファイルは、録画サーバー機の外付けディスクに蓄積されてきているが、これを別のPCで再生することを試みる。
とはいえ、Windows7のWMP12ならば、ごく普通にTSファイルが再生できるんだから、ファイル共有さえしちゃえば何の問題もなく再生できんじゃん、と思ったあなた。それは正しい。じゃあ何をわざわざ説明するのか。
生成されたTSファイルが、即時他のPC上のWMCからリモコンだけで再生可能になるように、ライブラリの共有を行うようなセットアップをしてみたいと思う。
実際にやることは至極単純だ。
- 録画サーバで、動画ファイルが保存される場所を共有できるようにする。
- 他のPCのビデオライブラリの参照箇所に、録画サーバのフォルダを追加する。
この2ステップである。
ただ、第2ステップについてはWindows7からの新機能になるので多少説明が必要だろう。
まず、スタートメニュー→コンピュータを開く。
フォルダツリーから、ライブラリ→ビデオを選択する。
画面上側
ビデオ ライブラリ
対象フォルダー:
2か所
となっている、2か所(それ以外かもしれない)の部分がクリック可能なので、そこをクリックすると、「ビデオ ライブラリの場所」ウィンドウが出現する。ここで「追加」をクリックし、録画サーバで共有しておいたフォルダを指定してOKすると、先ほど2か所になっていた対象フォルダーが3か所になり、フォルダ内の内容が自PCのビデオライブラリとして参照可能となっているはずだ。
この状態にしておいてからWindows Media Centerを立ち上げる。「ピクチャ・ビデオ」の「ビデオライブラリ」に追加した参照フォルダーが存在しており、そこから録画サーバの動画ファイルにアクセス可能となる。これでリモコン操作のみで目的の動画が選択可能になる。
なお、性能に依存するとは思うが、録画サーバ上でWMC他のアプリが稼働していないことが望ましく、また100M以上のLANじゃないと転送が追い付かないと思う。
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